お湯を注ぐだけでパッと具材が花開く「お吸い物最中」

ふわっと柔らかい最中種が御椀の中で、もちもちっとした味わいに。
松茸・山菜・赤だし・おすまし・帆立、5種類の本格的なお吸い物があっという間に出来上がり!
素材や製法にこだわる種屋ならではの美味しさを、ぜひお試し下さい。

種屋ならではの“お吸い物”

最中の種屋(皮屋)として、カラフルな商品「モナロン」を世に出し、
想像以上の、とてつもない反響をいただきました。
 
正直、皮に色を付けるということには反対もありました。
ですが、“新しいものを作り続けたい”、その思いが消えることはありませんでした。
 
そしてオリジナル商品、第二弾。「最中のお吸い物」が出来上がりました。
 
 
「広島もなかのお吸い物 花」が出来上がるまでには、とても長い時間を要しました。
悩んでいたわけではありません。第二弾は「お吸い物」と決めていました。
ただ納得いくものを、と生産ラインの確保に奔走していたのです。
 
それは、十年以上も前に、ある展示会で出合った「最中のお吸い物」がきっかけです。
お湯を注ぐと、ひも解かれる具材。
見ても美しく、味わってさらに美味しく。日本の食の美しさに感動しました。
 
いつか…弊社でもこのような商品をオリジナルで作ることができたら・・・
私たちは、いつの頃からか、そう考えるようになっていました。

だからこそ、「モナロン」が出来上がった際には、
次は必ず、「最中のお吸い物」をカラフルな皮で、と決めていました。
 
ただ、これは容易にできるものではありませんでした。
一番は、「皮」だけの商品ではないということ。
フリーズドライを探すことから始まり、
フリーズドライのお出汁と弊社の「皮」との相性も考えなくてはいけません。
皮だけでない、総合的な美味しさを追求することは大変でした。
いろいろな方と出会い、ご縁をいただいた上で、
身体に優しい食材を使った美味しいお出汁のフリーズドライに出合いました。
同時に生産ラインの見通しもつきました。
 
また、フリーズドライ同様にサイズにもこだわりました。
従来の「最中のお吸い物」は小ぶりな物が多いなか、
弊社は種屋らしく、「皮」の存在感を意識しました。
つまり、あえてサイズを大きくしたのです。
お湯を注ぐと最中の皮は溶け、最後にモチモチっとした食感となります。
その風味と美味しさを、ぜひとも長く味わっていただきたいと思ったからです。
 
そして次にカラフルさを生かす形に試行錯誤しました。
単なる丸型、四角型ではなくオリジナリティがある形とは何なのか。
 
広島は世界中から注目される平和都市です。
毎年、平和記念公園には数多くの方が来られます。
GWには、お祭り「フラワーフェスティバル」が開催され、
平和記念公園には大きなお花の塔が建ちます。
平和の有難さを感じる時でもあります。
 
お花の街、平和の街、広島。
 
カラフルな皮をお花に見立て、花びらのなかには神聖なる鳥居が見え隠れ。
お花にも見え、鳥居にも見え、日本固有の紋章にも見えます。
あらゆる角度から広島を表現したオリジナルデザインが完成しました。
 
広島県産の限定もち米で作る「皮」、5色。
お湯をかけると、ふんわりと花開く、広島への思い。
日々一椀、またご贈答に。
箱を開けると、その美しさに驚いていただけたら…そんなお顔を見たくて。
毎日が花開くことを願いながら、今日も心を込めて焼きます。
お吸い物最中をはじめ、モナロンの単品・セット、ギフト商品など、
各商品は、当社のオンラインショップ「 MITANIセレクション 」にて取り扱い中です。